活動報告

2025年3月3日

活動報告令和6年度 第1回災害歯科保健研修会

日時 令和7年2月24日(日)

会場 茨城県歯科医師会館3階講堂
演題 ~災害への備え~
  自分や家族を守りつつ専門職として被災者を

  どのように支援すべきか考えよう!

講師 茨城県防災士会 防災士 山根 実 氏
   茨城県歯科衛生士会 副会長  
       災害保健ロジティクス 中村 郁子 氏
参加人数 37名


前半は、防災士の山根 実先生のお話、後半は茨城県歯科衛生士会 副会長 中村 郁子先生に後講話頂きました。
山根先生のお話では、発災直後に命を守る・ケガから身を守る行動という内容で、実際に被災した場所での対応や避難の判断、安否確認、事前の備えについてのお話をして頂きました。
その後、災害想定訓練として、症例を出して頂きグループワークにてどのような対応をとるとよいのかを話し合い発表を行いました。又、ケガをしたときの対応として、新聞紙、ハンカチ、ビニール袋で腕を固定する方法や毛布を担架に見立てて安全に運ぶ方法を教えて頂きました。
中村先生のお話では、フェーズごとの支援方法、被災した方への対応や歯科としての関わり方について詳しくお話をして頂きました。被災者の方とお話をしていく中で、アセスメントをとり要点を簡潔に聞いていくことの大切さがわかりました。聞いた内容を申し送りできるように、歯科保険医療ニーズ調査、保健指導実施表を使用しての聞き取りについて実践を交えて練習を行いました。アセスメントで得た内容は、必要な人に必要な事を提供するという意味でとても大切だと感じました。又、少ない水での口腔ケア方法や災害用の口腔ケアセットについてもご紹介頂きました。日頃から災害時の対応、支援に行ったときのアセスメントの確認や練習をしておくことで、何かあったときに落ち着いて行動が取れると思いました。今回の研修で教えて頂いた内容を活かせるようにしていきたいと思います。




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