活動報告

2024年1月24日

活動報告第2回障害者等歯科医療技術者養成事業研修会

 感覚というものは人それぞれ違いますが、自分自身の事は感じとれても、自分以外の感覚を知る機会はなかなかありません。特に障害のある方は言葉で表現することが難しい場合が多く、本人にとって良好な感覚や負の感覚は行動によって示されることも多いかと思います。歯科の場面で考えると、口腔内に感覚過敏がある方は歯ブラシも苦手である傾向があります。そのため、歯磨きに抵抗があったり、長時間磨けないことによる齲蝕や歯周病などのリスクがあげられます。しかし、感覚の受け取り方は単なる過敏ということだけでなく、心地よい感覚を求めていく場合や低反応のような感覚を受け取りにくい場合もあることを知りました。また、それらの感覚を実習にて体験でき、歯磨剤や歯ブラシの選択で、心地よい歯磨きに導けることを学びました。
 今後は、感覚にも着目し、個々にあったより良い口腔衛生管理が行えるよう努めていきたいと思います。


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